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山スノーボーディング@谷川岳

先週のリベンジで谷川岳に行ってきました。

天気は薄曇り。晴天だと雪崩が怖いので調度いいかも。
天神平のロープウェイとリフトを乗り継いで一気に稜線w らくちん。

スノーシューを装着してスタート!

20120322谷川岳

これからこの山に登って滑ると思うとワクワクです。

20120322谷川岳

セルフタイマー撮影。

平日なのに結構登山者が多く、20人位は見かけました。
7割位が普通登山者。残りは山スキーヤーとスノーボーダー。

20120322谷川岳

ピークの手前に差し掛かってるスノーボーダー2人組みが見えます。
風が強そうです。

登山道は適度なアイスバーンで歩きやすかったけど、たまにパウダー。
アイゼン派の方たちは大変そうでした。

途中ものすごいスピードで追いついてくる人がいると思ったら、山岳警備隊の人でしたw
爽やかに職務質問。今日の予定を聞かれました。
普段警備隊の人がパトロールするような山には行かないので初めて遭遇。
山岳警備隊って都市伝説かと思ったらホントにいるんですね・・・

20120322谷川岳

2時間半くらいで山頂到着!
それなりにキツイ登りもあったけど時間が短いので楽勝です。

あとは滑るだけ!

20120322谷川岳

山頂付近の広いパウダー地帯を思いっきり滑走!最高です!

このまま沢を一気に下りたいところだけど途中にある急斜面は雪崩が怖いので
ザンゲ岩辺りで一旦登山道に戻る。
登りは楽だったアイスバーンだけど延々ガリガリ横滑りでフクラハギがパンパンw

天神尾根の一番低い所辺りから再び沢を滑り西黒沢へ。

20120322谷川岳

この辺りはパウダーとアイスバーンが混ざっていて難しかった。

その後は天神平スキー場の田尻沢コースへ合流して駐車場へ。

いや~ バックカントリー最高です!
スキー場とはまるで違う感覚。安全かつ楽しめるルートを自分で考える。
完全自己責任のエクストリームスポーツですね。

山岳警備隊の人が言ってたんだけど、前日の吹雪でクラックが隠れてしまっているから気をつけろと。
たしかに「ヒドンクレパス」的な「ヒドンクラック」が何箇所かありました。
人が落ちるほどの幅じゃないけど雪崩の頭になるところなので見ているだけで怖い。

20120322谷川岳

家に帰ってから気がついた。
俺が谷川岳ピークだと思っていた場所は「トマノ耳」だったw
本物はこの写真のピーク。14mしか変わらないけど・・・

 

谷川岳天神平

むかーしスノーボードにはまっていた頃のホームグラウンドだった天神平。
もう20年近く前の話w

散歩がてらスノーボード背負って谷川岳でも登ってみようかと思い行ってみた。

状況を聞く為水上在住のバカ、いわお君に早朝TEL。
「昨日雪崩で知り合いが死んじゃって大変だったよ~」

。。。

俺が滑ろうとしていたモロにその場所なんですけど。
まあ、今日の方が遥かに安定しているだろうと行ってみたら。

風でダメでしたw
稜線では最大30メートル越えの風速。

普通に田尻沢を下って帰りました。。
この時期にパウダーをモフれたからいいか・・・

ちなみにいわお君、
日本雪崩ネットワーク認定スキーオペレーションレベル2
カナダ雪崩協会認定スキーオペレーションレベル1
という一般人にはよく分からないw資格を持っていて雪崩に関するアドバイスは心強い。

冬富士考察

前回の登山から1週間が過ぎましたが、昨日から妙に足腰、特に膝が痛いです。
なんだこりゃ・・・

適当に動画をうp

冬富士登山と言うと、非常に危険なイメージがあります。
確かに危険ですw

でも、本当はどうなんでしょうか?
僕の調べた限りでは今シーズンの死亡者は4名ほど。
重傷者は数人いるみたいだけど正確にはまだ不明。

だが、よくよく調べてみると亡くなった4名は全員無知無謀系の事故。
よく理解していなかったっぽい外国人とか、普段着で登って凍死した大学生とか。

超がつくほどのエキスパートでも滑落事故を起こしたりしているので油断はできませんが、ある程度の知識と装備があれば「危険度」だけで言うなら他の国内高所の冬山登山と変わらないのではないでしょうか。

でもなんか、今月は体調的にも天候的にも無理っぽいね

 


12月の事故。偶然撮影された滑落者。

 

なんと!俺と同じ日に同じ場所で撮影された方が!

富士登山その2

2月28日に再度富士山にアタックしてきました。
結果、無理。

天気の読みは見事に外れ駐車したところから吹雪w
視界が悪い暗闇の中歩くというのは精神的にやられます。

同じ場所に駐車した別の方が後ろからついてきていたので頑張れました。

スタートから2時間位経過し高度が上がると晴れました。

20120228

この雲の中を歩いていたんだね・・・

後ろを歩いている方がどんどん追いついてきて抜かれそうだったんだけど
雪が深くなってきたのでスノーシューを装着。
その後は一気に引き離して見えなくなってしまいました。
スノーシューの威力は凄い!

20120228富士山
スノーシューで標高差900メートルほどを直登したら股関節が痛い。
慣れない事をしたからですね。
ってかスノーシューでこの標高差を一気に上がるって日本のほかの山じゃ絶対ありえない。

20120228富士山

富士山20120212
この2枚の写真、上は今回、下は2週間前。
ほぼ同じ場所から撮ったのですが状況が全く違います。

スタートからずっと雪道という前回より数段ハードな状況でしたが、ほぼ同じペースで
前回の断念地点を通過。体力は確実にアップしている気がする。

そういえばこの辺り、2009年に某元F1レーサーのパーティーが遭難して2名の死者を出した場所なんですよね。合掌。

前回よりプラス150メートルほど高度を稼ぎ標高3150メートル付近で断念。
スノーシューで痛めた股関節が痛く、天気も荒れそうな雰囲気。
ここから頂上まで往復4時間程度。悔しい。

20120228富士山

悔しかったがこの撤退は正解。
下ってる途中で風が強くなり激しいブリザード状態に。

しかも先週の赤岳の下りから気になっていた右膝の痛みが再発。
滑って降りる用にカットした銀マットを用意していて助かった・・・
今回はアイスバーンは少なくパウダーだったので大部分を滑走。
上り8時間、下り3時間。

最後の2時間は右足を引きずりながら辛うじて下山。
無理して登頂してたらマジヤバかった。
この気温と風速じゃ体感温度はマイナス30℃以下だと思われる。
そんな中を片足引きずりながら長時間滞在なんて事態になったら死にはしないにしても俺の装備じゃ凍傷でつま先切断とかなってもおかしくない。

20120228富士山
片足とダブルポールで歩くのがあまりにシンドイので閉鎖中の大石茶屋の軒先を借りて棒ラーメンw
フリーズドライラーメンの具と味玉トッピング。(゚д゚)ウマー

アイゼンを使用した長時間の下りは膝への負担が凄いっぽい。
歩き方を工夫しないとダメだね。

冬富士登山の難易度は3月~4月が一番厳しいっぽい。
再度チャレンジしたいけどしばらくは膝を休めます。

トレーニングがてらハイキング@赤岳2012

10日ほど前、富士山で完全にやられたのでトレーニングがてら赤岳。
八ヶ岳連峰最高峰。

行った事は無かったが、ジジババ憧れの山だし冬山入門にも有名なのは知っていた。
天気を見てベストタイミングで決行。
仕事が自由だといいね!

朝4時に家を出て圏央道・中央道を走り小淵沢インターで下車。
登山口の美濃戸口についたのは6時。
ここにも駐車場があるのだが、この先の美濃戸まで林道がありそこまで車で入れば片道約50分の短縮になる。

ってことでスタッドレスだけじゃ無理っぽいので親父に借りてきた非金属チェーンを装着。
ところがこのブツ、古くてゴムが硬化w
取り付けに手間取り30分ロス。
林道に入ってから1キロほどの所に急な上り坂。
これが何度チャレンジしても登れない!

かなり手前からスエディッシュラリー状態で突っ込んでも最後に失速w
何回か試していたらチェーンが切れたwww

結局美濃戸口に戻り駐車。これでまた30分のロス。
ここから登山をスタートして美濃戸についたのは8時でした・・・

赤岳2012

ここからは南沢をひたすら登る。
平日だがルートにはバッチリトレースがあり歩きやすい。

赤岳2012

コースタイム通りに行者小屋到着。

行者小屋にはテントが何張りかあり学生やらカップルやらソロのおっさんやら結構人がいた。

赤岳2012
無風状態だが目指す山頂は風雪が見える。やっぱ風が強いんだね・・・

今回はスノーシューを持って来ているが不要なのでここにデポ。
山頂を目指す。

赤岳2012

樹林帯を抜けると風が吹き始めた。
標高2500メートル付近から息が切れてペースが落ちる。
前回の富士山もそうだったが俺、高度に弱いね。。。
筋肉的には余裕があるのに息切れでかなり苦しい。

赤岳2012

ちょっとナメてた赤岳。予想以上に危険箇所多数w
この写真の所なんか幅が50センチもないよ。両側は崖。こぇぇぇぇ!

コースタイムより大幅に遅れて稜線に到達。

赤岳2012
こんな状況で営業している赤岳展望荘・・・山小屋って凄い。

赤岳2012

目指す山頂は目前!コースタイムにして40分。
かなり息が上がりながらも25分で到着。

赤岳2012
2899メートル!登頂でーす。気温はマイナス10度くらい?風速は18メートル程度か。

この時点でかなり疲れていたので一刻も早く下山したい気満々w
休みもせず下山開始。

ところが、頂上は3差路になっているのだが、標識も無く違うルートへ降りてしまった。
気がついたのが10分程度下った辺りだったのですぐに引き返しまた山頂へw
予定通り文三郎尾根を下り始めたが、風でトレースが消されて道がわかり難い。
ちょっと迷ったがこの時点で午後1時30分。途中で迷ったらアウトな時間。
来たルートを引き返したほうが安全と判断しまた山頂まで戻るwww
登頂3回・・・

文三郎尾根

下りは楽勝でした。地蔵尾根の頭でセルフタイマー撮影。

赤岳2012

可能な限りお尻で滑って降りたから超高速下山。ウォータースライダー状態w
ああ、ソリを持って来れば良かった…

コースタイムの3分の1の時間で行者小屋まで戻り荷物を回収。
赤岳鉱泉へ。
最短は登ってきた南沢を戻るルートだったが、すでに14時を過ぎており歩行中に暗くなるとヤバイ。
北沢ルートなら途中から林道なので暗くなっても安全かと。

赤岳2012
有名なアイスクライミングの練習場ですね。

ここから3時間、下り続けて無事駐車場へ。
途中キツネや鹿がいました。

赤岳2012
可愛いし美味そうです。

到着時17時だったのでまだ明るかったですが結構ギリギリです。
行動時間10時間。

初めての赤岳はスリルもあり面白かった。
ただ、人が多いのが難点といえば難点。

どうやら俺みたいな単独登山者は日帰りが多く、一般的な人は一泊するパターンが多いっぽい。
たしかに日帰りはちょっとキツイかも。

まあ、トレーニングには十分でした。