前編からの続き
ダムからスラタニに戻った後一路トランに向かう。
ハイエースのミニバスで約200キロを2時間で到着。運転手スピード出しすぎ携帯で話しすぎ。
運転席を覗き込んでもスピードメーターが壊れていたので何キロで走行しているのかわからない。
こんなとき、僕は1キロごとにある道標を通過する時間を計り速度を割り出したりして車中のヒマを潰す。
トランのマスコットキャラらしいマナティ ジュゴン。どう見てもゾヌ。
ちょうどお祭りをやっていてぶらり旅気分。
DAY5th
1泊した後朝から島に向かう。
ここが今回の宿泊施設。切り立った崖に囲まれた島の横にわずかにあるビーチ。
プライベートリゾートと言えば聞こえはいいが、なんというか、テント泊。
2004年の津波は大丈夫だったのだろうか?絶対に逃げ場がないぞ。
午後からお待ちかねのGT狙い!オカッパリは無理なのでボートをチャーター。一隻半日4500円。
とりあえず付近の無人島周り。
船長はトップのGT釣りっていうものをちゃんと理解しているようで良い感じで流してくれる。。
客より先にキャストする中乗りタイ人が居るのが気になるがすぐにミニGTゲット!
っつーか、GTっていうより巨大メッキ。3キロ。ルアーはミスカルナ。
いきなりシイラタックルを使ってる所が大型が出る気がしないことを物語っている(笑)
だって浅いしベタナギだし。
スカジットのリップスライド。これで完全に感覚を掴みました。
トップや水面直下のダートで食わせるのは僕の得意分野。アクションが上手く決まるとバイトするのはシイラと同じです。。
CHIMAさんから頂いたハンドメでもゲット!3.5kg。磯際着水後ジャーク一発。
komomoがあれば面白かったのに。。。シャドーでロストしたのが悔やまれる。
しっかし、このサイズでもすごい引きです。ロッドはM-OVER80Sなのに思いっきり曲がってます。
どんなにデカイ魚か期待して寄せてくると思ったより全然小さくてガッカリ(笑)
そんな釣りも5本ほどゲットすると飽きてきた。
鳥山が立ったので追いかけたけどノーバイト。バラクーダかな?
シゲペロ氏はノーヒット!?
結局デカメッキの数釣り祭りで初日は終了。
夕食待ちの夕マズメにテント前のビーチでライトタックルをキャストしてみると・・・
メッキ25センチ!
同じサイズを30分で3ゲット。ネオンナイトでちょうど良い。
夕食のバーベキューで僕らのテーブルにだけ出てきたのが・・・
中乗りさんが釣ったGTのホイル焼き!
味はアジ。完全に鯵。美味いのだが普通のアジではありえない身の多さ!
わかりました。普通の食卓に出てくるアジはあの量だから美味い。
口いっぱいにアジの身をほおばってもすぐに飽きてしまうことが判明。
DAY6th
シゲペロ氏が一人早起きしてビーチでバラクーダを釣ったらしい。
昨日の夕方僕が釣ったメッキがうらやましかったに違いない。
怪しい実験じゃなくてリーダーを組んでいる日本人シゲペロ氏。
出船して20分。ポイントに到着するもウネリが高くシゲペロ夫妻はすでに船酔い状態。
だが、雰囲気はすごくいい。磯にはサラシが広がり今にもなんか出そう。
昨日のチビたちも全く反応が無い。
シイラロッドではなくDECK-STICK90でスカジットのクリスタルベイトを一時間ほどキャストしていると。。。
バダン!!!
「出た~!」
「うお、がぁ~、デカイ!デカイ!」
「スゴイっす、スゴイっす!」
「ギャー!・・・・切れたぁ!」
まともにGTを釣ったことない俺には初体験の引きでした。
ドラグは手元で5キロかけてあったのだが、20メートルほどのファーストラン。
その先は岩場だからそれ以上走れなかったっぽい。
1分ほどで根ズレでラインブレイク・・・・
船長曰く20キロ位じゃないかとの事。。
はい。なめてました。GTはGTタックルで釣れ。ってことです。ゴメンナサイ。
いやぁ、、なんとなくGTフィッシングってものがわかってきた気がする。
間違いなく言えることは「俺には向いてない」
あの「力と力のぶつかり合い」というか「綱引き状態」みたいなやり取り。
テレビとかでデカイGT釣ってる有名アングラーが体格よくて態度もアレなのがよくわかった(笑)
モロ体育会系じゃん、コレ。
実際にビックゲームをやってる人は笑っちゃうような初歩的なことだろうけど、5キロのドラグが簡単に唸るってのはすごい事だよ。
わからない人は自分のリールのドラグを5キロに設定して引っ張ってみて。。
案の定その後は沈黙。。。
シゲペロ夫妻も船酔いで辛そうだしオレもだんだん気持ち悪くなってきて早上がり。
午後は無料のシーカヤックを借りて釣り。
こんなん出ました。
このシーカヤッキングで思ったんだけど、メッキが出ない・・・
どうやら奴ら波打ち際を回遊しているようだ。
夕方オカッパリからやると予想通り岸際でコンスタントにメッキ。
その中でもナイトレイドで釣ったこの一本。ネオンナイトの限界に挑戦って感じのファイトでした。
50UP!
夜は酔っ払ったタイ人に絡まれつつビール!
翌日に期待をしていたのだが・・・
テントとおかっぱりポイントとこのバーが50メートルの範囲内にあるのがスゴイ。
DAY7th
翌日、とりあえず早朝オカッパリ。
バラクーダを釣りたかったんだけど結局メッキのみ。
今日は午後に島を離れなくてはならない。
だが午前中は出船してGTを狙うつもりだったが昨日よりウネリが高く出船中止!
ああ、今回の釣りが終わった。。。
また来るぜ!タイ人向けリゾート。歩き方にも載ってないので行きたい人は自分で探してね。
午後からはさらにウネリが高くなる予想らしく早めに本土に戻る。
帰りはトランからバンコクまで夜行VIPバス。
なにがVIPだって?エアロやDTMマフラーじゃないよ!
こんな感じだからVIPバス!
寝心地こそ鉄道にはかなわないが早くて食事もついているのが魅力。
途中のドライブインで出された夜食が美味かったのだが停車時間が20分ほどしかなく煽られながら食事。
すごいVIPだ。
DAY8th
トラン→バンコク間829キロを10時間で走破するVIPバス。
朝の4時に到着されても困るんですけど。。。
シゲペロ夫妻はこのまま別のバスに乗り継ぎナコンサワンの自宅へ。アリガトまたね~!
一人暇なので早朝のカオサンのバーで飲んでみる。
飲んだくれている欧米人や客にあぶれた売春婦、気温が下がり活性が高い犬たち。
これまた旅情を感じさせる(笑)
んで昼間はスーパーで買い物したりパンテップでパソコンパーツ見たり。
夜はまた暇なんでクラブでも行こうかとまたカオサン。ホントはカオサン嫌いなんだけどね。
最近のバンコクのクラブ事情はよくわからんけど俺の好きな系統の場所は「The Club」しか知らない。
ところが今日に限って地元のアーティストのライブで貸切。。
ここ数年のカオサン・・・。どうよ?
仕方なくセブンイレブン前で屋台の生ビール飲んで帰りました。ジョッキ1杯120円です。
DAY8th
米国系の航空会社でバンコクへ行くと帰りが4時起床を強いられるのが欠点。
成田空港で友人のIWAOに偶然遭遇してビックリだったが無事帰国しました。
いやぁ、結局デカイの釣れませんでしたね。シャドーもGTも。
いつものことですけど。
一昨年に続いてまた一週間も釣りに付き合ってくれたシゲペロ氏。とその奥様ノックさん。
GT行くぞっていったらルアーを沢山くれた大工様。
その他皆々様方、大変お世話になりました。
移動が多くハードな旅でしたが仕事が忙しいさなかだったので完全に異次元トリップ状態でした。
やっぱ東南アジア最高です。アジバカな人、みんなで行きましょうよ!
ロッド |
SAURUS DECK-STICK90 Jiggin |
リール | DAIWA SALTIGA Blast 4500 SHIMANO TWINPOWER 5000PG SHIMANO TWINPOWER C3000 |
ライン | PE5号、3号、1号 |
HITルアー | スカジットデザイン クリスタルベイト、リップスライド ナイトレド80S、ミスカルナ、CHIMA様ハンドメ その他メーカー不明ポッパーやスプーンなど |